フリーペーパー、雑誌、本といった紙メディアを、コミュニティづくりや地域の活性化、新たな地域ビジネスの創造に活かそうという新たな動きが注目されています。
本書の「ローカルメディア」とは、まさにこうした人と地域をつなぐ紙メディアのこと。著者の影山さんは、「ローカルメディアの価値は、できあがったそのものよりも、つくるプロセスがどれほど豊かであったか、ということに尽きる」と言います。
では、こうしたローカルメディアは、どのようにして生み出されるのでしょうか。
1年かけて全国のローカルメディアを取材・研究してきた影山さんから、具体例を交えて、ローカルメディアの編集(コンテンツのつくりかたや組織)、媒体のデザイン、流通のしくみなどを伺います。また、参加者も交えたインタラクティブな時間を設け、メディアづくりの一部を体験します。
ローカルメディアは、地方だけでなく東京にある小さなエリアやスポット、また企業が持つ顧客や会員などの活性化にも力を発揮します。コミュニティの運営や地域再生に関わる方、企業の経営者や広報に携わる人におすすめです。
21時からは、スピーカーの影山さんを交えた交流会も開催します。ぜひみなさま、ご参加ください。
「シリーズ 著者に聞く!」は、本の著者を招いて直接質問をぶつけ、本には収めきれなかった知識や経験を聞きだそうという試みです。みなさまの積極的な参加をお待ちしています。
プログラム:
19:00~ トーク
ローカルメディアでコミュニティや地域を活性化する方法影山裕樹
20:00~21:00 分科会&質疑応答
テーブルに分かれテーマをもとにディスカッションをします
*21:00~ 交流会 (別途参加費を頂戴いたします)
スピーカー:
影山裕樹(かげやま ゆうき)
1982年生まれ。編集者、プランニング・エディター。「スタジオボイス」、フィルムアート社編集部などを経て独立。アート /カルチャー書のプロデュース・編集、ウェブサイトや広報誌の編集のほか、各地の芸術祭やアートプロジェクトに編集者/ディレクターとして関わる。著書に 『大人が作る秘密基地』(DU BOOKS)、『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社)。「NPO法人 芸術公社」メンバー。「マガジン航」にて「ローカルメディアというフロンティアへ」を連載中。
書籍紹介:
『ローカルメディアのつくりかた 人と地域をつなぐ編集・デザイン・流通』
影山 裕樹 著(学芸出版社)
地域はローカルメディアの実験場だ。お年寄りが毎月楽しみに待つ『みやぎシルバーネット』、福岡にある宅老所の面白雑誌『ヨレヨレ』、食材付き情報誌『食べる通信』他、その地に最適なかたちを編み出し根づいてきた各地の試みを、3つの視点「観察力×コミュニケーション力」「本・雑誌の新しいかたち×届けかた」「地域の人×よそ者」で紹介する。
http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1362-7.htm
お申し込み
Peatixからお申し込みください
【開催概要】
日時:2016年9月30日(金)19:00〜21:00
参加費用:1500円 *別途、交流会参加費500円(会場で徴収します)
定員:50名
会場: TIP*S
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-5-1 丸の内二丁目ビル6F 611区
http://tips.smrj.go.jp/access/
主催:Go-Betweens
共催:独立行政法人中小企業基盤整備機構